仏壇をあつらえる前に知っておくべきこと

Last Updated on 2020年12月14日 by よも

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仏壇とは

お寺では仏像を安置する壇を仏壇といいます。家庭では位牌などを納める厨子を仏壇といいます。

仏壇の設置時期

代々が住んでいる家では元から仏壇がありますが、初めて不幸があった家では仏壇が無い場合が多いでしょう。

仏壇が無い場合は、初めは小机などで祭壇を作って位牌や遺影など安置し、後に新しく購入した仏壇に納めます。

なお、元々仏壇がある家でも、忌明けまでの間は新しい位牌などは仮の祭壇で祀るのが一般的です。仏壇の方は先祖を供養するものだと考えられているので、新仏が先祖の仲間入りをするまで、新しい仏さまは、一般的には忌明けまで、別に弔うべきだと考えられているのです。

注文するのはいつでも構いませんが、仏壇に位牌等を納めるのは一般的には四十九日などの忌明け以降にしましょう。

以前は、忌明け以降の盆、彼岸、命日がよいとされていましたが、仮祭壇の設置期間が長くなってしまうので、今はあまりこだわらなくなっているようです。

仏壇の選びかた

仏壇は宗派によって違いがあります。問題が生じないように、仏具店に行ったらまず宗派を伝えてアドバイスをもらいましょう。通販等で購入する場合も、宗派的に問題がないかきちんと確認する必要があります。

仏壇の飾り方は宗派によって違います。仏具も宗派によって違いがあります。よく確認して購入しましょう。

仏壇や仏具に要する費用はさまざまです。上を見ればきりがありません。仏具店で、予算、家のスペースなどを考えて家にふさわしいものを選びましょう。

予算などで仏壇をあつらえる余裕がなければ、家具店で両開きの扉がついた書棚のようなものを求めてもよいのです。元からある本棚を整理して安置してもよいでしょう。弔う気持ちがあれば形にこだわる必要はありません。

仏壇の設置場所

新しく仏壇を置くときに、どっちを向かせればよいのかなど設置場所で悩むことがあります。

基本的には仏様はどちらの方向が嫌いだということはないはずです。

しかし、しきたりや宗派の考え方も考慮した方がよいでしょう。代表的な考え方を紹介します。

南に向ける

仏壇を南に向け北を背にして設置します。お釈迦様は説法をするとき南を向いていたから仏壇も南に向けた方がよいという考え方です。曹洞宗・臨済宗が推奨しています。

本山を拝む

仏壇の前に座ったとき、拝む方向の延長線上にその家の宗派の本山がある方向に仏壇を設置します。この場合は、東西南北どの向きもあります。真言宗が推奨しています。

西を拝む

仏壇を東に向けて西を背にして設置します。仏壇の前に座ったとき西方浄土を拝む形になります。浄土真宗、浄土宗、天台宗が推奨しています。

神棚との関係

仏壇と神棚が違う部屋にあれば、神棚との関係はあまり気にする必要はありません。同じ部屋であれば、仏壇と神棚が向かいあわせにならない方がよいと言われています。片方を拝むとき、もう片方にお背を向けることになるからだと言われています。同じ向きにする場合は、上下に置くのでなく、横にずらして置くべきだとも言われています。

仏壇の拝み方

毎日、朝起きて身支度をしたら仏壇の扉を開いて拝み、夕方は暗くならないうちに拝んで扉をしめるのが古くからのしきたりです。

今は略式で、拝むときだけ扉を開け、拝んだらすぐにしめる家も多いようです。

拝むときは、まず水かお茶を供えて、「りん」という鉢のかたちをした鐘)を「りん棒」で一度軽く打って鳴らします。次に静に手を合わせます。手を打ってはいけません。

このとき、灯明をともしたり、線香をたてる家もありますが、今は火の用心のために、省略することが多いようです。

かつては、毎朝、食事も供えました。家族の朝の食事から肉や魚を取り除いて供えたものです。今は毎朝する人は少ないと思いますが、命日、彼岸、お盆には供えた方がよいでしょう。食事は手間がかかるので、スーパーなどで売っているお菓子の供物でもよいでしょう。

頂き物などで珍しい食べ物が手に入ったときは、食べる前に僅かの時間仏壇に供えることも古くからの習わしでした。

地域・宗派によって異なるところがあります。ご了承ください。

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カテゴリー: 葬儀