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遺言書の法務局保管について

Last Updated on 2020年11月9日 by よも

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遺言書をどこに置くか

せっかく遺言書を書いても、遺族が発見してくれなければ意味がありません。

場所としては、自分がいつも使っている机の引き出し、普段から大事なものを入れている金庫など、遺族がまず目を通すであろう場所がよいでしょう。

銀行の貸金庫は、亡くなると口座が閉鎖されるのですぐに取り出すのが難しくなります。避けた方がよいでしょう。

また、遺言書があることを全く秘密にしておくのはなるべく避けましょう。遺言書を書いてあるということくらいは話しておくべきです。

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国の保管制度

自筆証書遺言は国の保管制度を利用することができます。

保管の窓口は、遺言保管所です。これは法務局の中にあります。

遺言者は法務局に出頭して自筆証書遺言の保管を申請することができます。代理人の申請はできません。法務局で中身を確認するため、遺言書は封をしないで提出します。

提出された自筆証書遺言は、法律上の要件を形式的に満たしているかの確認が行われ、画像データとして記録され、原本は法務局に保管されます。

保管をしてもらう効果

法務局が保管した自筆証書遺言は検認手続きが不要です。

関連記事:遺言書の検認について

自筆証書遺言が保管されているかどうか検索して探すことができます。

保管してもらうための手続き

遺言書を作成します

申請書をダウンロードして必要事項を記入します。法務局でもらうこともできます。

以下のいずれかの方法で遺言書保管所の予約をとります。
・法務局手続案内予約サービスの専用ホームページからの予約
・法務局に電話して予約
・法務局の窓口で予約


予約した日時に、遺言書と申請書、添付書類を持参します。

□ 遺言書(ホチキス止めはしない。封筒は不要)
□ 申請書(あらかじめ記入して持参する)
□ 本籍の記載のある住民票の写し等(作成後3ヶ月以内)
□ 翻訳文(遺言書が外国語で記載されているとき)
□ 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、運転経歴証明書、旅券、在留カード 特別永住者証明書等)
□ 手数料(1通につき3900円)

遺言保管所では、自筆証書遺言の外形的な確認を行います。法律上の不備があれば指摘されます。ただし、遺言の内容についてはノータッチで、相談も受け付けません。

保管証が発行されます。

手続き終了後、遺言者の氏名、出生の年月日、遺言書保管所の名称及び保管番号が記載された保管証が発行されます。

これは、遺言書の閲覧、保管の申請の撤回、変更の届出をするときや、相続人等が遺言書情報証明書の交付の請求等をするとき必要です。

遺言書を遺言書保管所に預けていることを家族に伝えるときは保管証のコピーを渡すと分かりやすいでしょう。

なお、遺言書を託した人が亡くなっても、法務局から遺族に連絡がくるわけではありません。相続人には、遺言書が法務局に保管されていることを知らせておくべきでしょう。