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葬儀

弔辞を頼まれたら

Last Updated on 2020年9月24日 by よも

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弔辞とは

弔辞(ちょうじ)とは、葬式や告別式で、故人と親しかった人が、祭壇に向かってお別れの言葉を述べることです。原稿なしで語る人もいますが、一般的には書面を用意して読み上げ、元通りにたたんで祭壇に捧げます。弔詞(ちょうし)ともいいます。

遺族から弔辞をお願いされる場合と、自ら名乗り出る場合があります。名乗り出る場合は他に弔辞を述べる人がいるか確認しましょう。述べる人数が多すぎると迷惑になってしまいます。また、依頼されたときは話すのが苦手でも断らないのが礼儀です。

弔辞の形式

長すぎてはいけません。通常は3分程度です。1000文字強が目安です。

正式には巻紙に薄墨で筆書きし、「弔辞」と表書きした奉書紙に包みます。

パソコンで作成して白地の紙に薄墨風で印字し、白の封筒に入れる略式も行われています。

ロール紙に対応するプリンターだと巻き紙風に仕上げることができます。一般の葬式であれば、普通のコピーしに数枚に分けてプリントしても大丈夫です。

弔辞の構成

こうでなければならないという決まりはありませんが、一般的な弔辞は次の構成を意識してつくります。

1.前置き

「弔辞。〇〇〇〇さんの御霊前に謹んでお別れの言葉を申し上げます。」

(「弔辞」と最初に言います。最初の呼びかけはフルネームで)

2.驚きを述べます。

「〇〇さん。誠に急なことでした。先日お見舞いにお伺いしたときは、張りのある声で、まだまだ頑張るよ、と仰っておられたのに、こんなに早くお別れすることになるとは思いもよらないことでした。残念でなりません。」

(死亡の状況によって表現を変えます)

3.述べる人と故人との関係

「〇〇さんとは業界の会合でお会いしたのが最初でした。あれから早いもので30年もの歳月が流れました。」

4.故人の人柄や経歴、功績、エピソードなどを述べる。

「〇〇さんは、〇〇大学をご卒業後、〇〇株式会社に入社され・・・・・・」

「あなたは責任感が強く・・・・・」

5.現在の気持ち

「今、お別れしなければならないのは痛恨の極みですが、〇〇さんのご遺志を引き継ぎ、これからも頑張って参りますので、御見守りいただきますようお願い申し上げます。」

6.冥福を祈る言葉

「これまでの永きに渡るご指導にあらためて深く感謝を申し上げ、弔辞といたします。安らかに御眠りください。」

「平成〇年〇月〇日 友人を代表して 〇〇〇〇」

弔辞で注意すべきところ

「ますます」「度々」など繰り返しを連想させる重ね言葉を避ける。

宗教用語に関しては故人の宗派に則ったものにすべきです。「冥福」「成仏」「往生」などは仏教用語なので、神式やキリスト式では用いないようにします。

この文例は、弔辞のスタイルを示すためにあえて堅苦しい表現を使いましたが、語るべきことが含まれていれば、文体は自由です。できれば、自分の言葉で、語りかけるように話すのが良いと思います。