Last Updated on 2020年12月31日 by よも
トップページ>身近な人が亡くなったら>このページ
家族葬について
自分の葬式はなるべく簡素にやってほしいと思う人が増えています。そのように遺言で言い残す人もいます。
遺族の考えとそのときの経済事情などで簡素な葬儀を望むこともあります。
さて、一般的に簡素な葬式というと「家族葬」です。
家族葬は、必ずしも家族だけで葬儀を行うということではなく、家族と特に故人を親しかった親族や友人だけで行う、規模の小さな葬儀のことです。
広く案内をしないで、個別に案内をされた人だけが集まる葬儀です。
規模が小さいだけで、宗教的儀式を省略するということではないので、仏式であれば僧侶に読経をお願いして葬儀を行います。
家族葬にする場合、後でもめることがあるので、どこまでの範囲に連絡をとるか慎重に決めなければなりません。
また、後から死亡を知って自宅に弔問に訪れる人もいるので、その時の応対をどうするか、香典返しはどうするか、などを考えておく必要があります。
葬儀をやらないという選択
葬儀については、通夜や葬式、法事は法律上の義務はありません。そのためというわけでもないと思いますが、まったく葬儀をやらないケースも増えているようです。
葬式などの儀式的なものをやらないとしても、火葬と埋葬はやらなければなりません。
土葬は場所の問題があるので現実的にはできないでしょう。火葬が義務だと考えるべきでしょう。
火葬は市町村が運営しており、地域によりますが、無料から数万円くらいかかります。お棺と火葬施設に運ぶ車を用意しなければなりません。お棺と車は葬儀社にお願いするしかありませんが、これも数万円かかるでしょう。
埋葬は、墓地以外のところに埋葬してはならないという決まりがあるようですが、海などにまくという話しも聞きますから、正確なところはわかりません。また、墓がないからと自宅に遺骨を置いてあっても、特に罰則はないようです。
埋葬は、墓があればよいのですが、無い場合は墓を作るか、納骨堂にいれてもらうことになります。公共霊園の納骨堂は数万円からあるようですが、お寺の納骨堂は供養料も加わるので少し高めになります。
これらの料金は行政やお寺のホームページで調べることができます。
このように、儀式的な部分を最小限にする葬儀のやり方を直葬といいます。
関連記事:直葬は最も簡素な葬儀のやりかたです