Last Updated on 2020年9月15日 by よも
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軽費老人ホームとは
軽費老人ホームは、60歳以上で、日常的な動作、身の回りのことはほぼ自分で行うことができるものの、自立して生活することに不安がある人、家族による援助を受けることが困難な人などが入居できる老人福祉法による施設です。
自治体の助成を受けるため、比較的低い利用料でサービスを提供することから「軽費」という名称がついています。
この「軽費」という名称にあまりとらわれない方がよいでしょう。「軽費」だからといって施設やサービス内容によっては、必ずしも安いわけではありません。
つまり、軽費と言うのは、発足当時の法律上の名称なので、その後いろいろな変遷があって内容も変ってきています。名称にとらわれず、具体的な料金やサービス内容で他の施設との比較をするべきです。
軽費老人ホームの種類
軽費老人ホームには、A型、B型、C型の3つのタイプがあります。今後は、A型、B型を改築する際、または軽費老人ホームを新築する際にはケアハウスに統一することになっているので、C型である「ケアハウス」に一本化される方向にあります。
軽費老人ホームは介護保険上は「居宅」として扱われるので、介護サービスを受けるときは外部の介護保険サービスを利用します。
軽費A型は、居室と食事サービスが提供されます。
軽費B型は、食事サービスが提供されません。自炊となります。
軽費C型はケアハウスのことです。
ケアハウスとは
軽費C型を、ケアハウスともいいます。
ケアハウスには「一般型」と「介護型」があります。
一般型ケアハウスの機能は、主に食事の提供と見守りです。介護認定されれば、介護サービスを受けることができますが、その場合、個人で外部事業者と契約する形になります。
自立して生活することが前提なので、共同生活に支障が出たり、重い介護が必要になったり、医療ケアが必要になったりした場合は、退去しなくてはならないこともあります。
介護型ケアハウスは、特別養護老人ホームと同じレベルの介護が受けられます。
軽費老人ホームに入居するには
希望する施設に直接、申し込みます。
事前に相談に行けば見学させてもらうことができます。施設によっては体験入居できるところもあります。
申請書にはいくつかの添付書類が必要です。相談に行ったときに聞くか、入居を希望する施設のサイトを確認しましょう。