Last Updated on 2020年7月24日 by よも
節分とは
季節は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」で区切られています。この4つの区切りの前日を節分(せつぶん)といいます。
今は、立春の前日だけを節分というのが一般的です。
立春は2月4日、節分が2月3日という年が多いですが、固定されているのではなく、年によって異なります。
節分は伝統あるしきたりなのでいろいろな習わしがありますが、家庭でやるときは、あまりしきたりにとらわれず、自由にやればよいでしょう。
豆まき
節分には豆まきがつきものです。
目に見えない病気や災害を鬼に置きかえて、鬼を追い払うための儀式として豆まきをおこなってきました。
節分の歴史は古く、平安時代の追儺(ついな)という宮中行事にさかのぼると言われています。
豆まきのやり方
炒った大豆を枡(ます)などに入れて、節分の日の朝に神棚に供えておきます。
神棚がない場合は、どこか高いところに半紙を敷いて置いておきます。
北海道・東北・北陸地方を中心に、大豆ではなく落花生を使う地方があります。大きいので拾いやすく、下に落ちても殻を剥いて中身を食べるので清潔です。
豆まきは日が沈んでからやります。鬼がくるのは夜とされているからです。
年男や年女(その年の干支(えと)の生まれの人)、あるいは厄年の人がやるとその人にとって厄払いになるといわれています。一般の家庭では、家の男親がやることが多いです。基本的には誰がやっても構いません。
豆をまくときは、鬼が逃げ出す場所を開けておかなければなりません。このため、玄関か窓をあけ、奥の部屋から順番にまいていきます。
「鬼は外」「福は内」と唱えながらまきます。
豆をまき終わったら、自分の年齢+1の数だけ豆を食べるとされています。高齢の人もいるのであまりこだわらない方がよいでしょう。
その他の節分行事
地方によっては、鰯(いわし)の頭を焼いて柊(ひいらぎ)の枝に刺し、それを玄関先にとりつけて、鬼が入ってこないようにする風習があります。
節分に蕎麦(そば)を食べる地方があります。節分が新年の前の日、大晦日であったときのなごりだといわれています。
恵方巻を食べる地方があります。その年の恵方を向いて太巻きの海苔巻を丸かじりすると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛をもたらすとして、関西で始まった風習だとされています。太巻きに限らず、節分に海苔巻を食べる習慣も広がっています。