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結婚 離婚

結婚後に称する氏

Last Updated on 2020年8月26日 by よも

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氏を選択する

婚姻届けを出す際に、結婚後の氏(姓・名字)を選択しなければなりません。どちらかがこれまでの氏を継続し、どちらかが氏を配偶者の氏に変えなければならないのです。

民法第750条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

e-Gov法令検索 2020/08/19

実際にはほとんどのケースで男性の氏が選ばれているようです。女性の方が結婚までの氏をやめ男性の氏に変わっているのです。

この民法の規定が、憲法違反ではないかという裁判がありましたが、2015年12月16日、最高裁判所大法廷は合憲だという判断をしています。

また、民法750条を改正することによって、いわゆる「選択的夫婦別氏制」を導入する動きもありますが、動きが止まっています。

選択的夫婦別氏制度とは、同じ氏を名乗ることを選択肢の一つとして、希望する夫婦が結婚してもそれぞれの結婚前の氏を名乗ることも選択肢に入れるというものです。

復氏の制度

元の氏に戻ることを「復氏」といいます。

離婚による復氏

婚姻により氏を改めた人は、離婚をすると婚姻前の氏(旧姓)に戻ることになっています。

もし、離婚前の氏を継続して名乗っていきたい場合は、離婚の日から3ヵ月以内に、市区町村に「離婚のときに称していた氏を称する旨の届」を出せば、結婚していたときの氏を名乗り続けることができます。

(離婚による復氏等)
民法第767条 婚姻によって氏を改めた夫又は妻は、協議上の離婚によって婚姻前の氏に復する。
2 前項の規定により婚姻前の氏に復した夫又は妻は、離婚の日から三箇月以内に戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、離婚の際に称していた氏を称することができる。

e-Gov法令検索 2020/08/26

配偶者の死亡による復氏

配偶者が死亡したときは、離婚のときとは逆に、それまでの姓を継続して使うことになっています。

もし、配偶者の死亡を機に、結婚前の氏に戻りたいときは、市区町村に「復氏届」を提出さなければなりません。

(生存配偶者の復氏等)
民法第751条 夫婦の一方が死亡したときは、生存配偶者は、婚姻前の氏に復することができる。

e-Gov法令検索 2020/08/26

子どもの氏

親が離婚して一方の氏が変わっても、子どもの氏は変更されません。親の一方が亡くなったことを機にもう一方の親が姓を変えたとしても、同様に子どもの氏は変更されません。

子どもの氏を変更するためには、別途、家庭裁判所に「子の氏の変更許可の申立て」をする必要があります。

下は、裁判所サイトへのリンクです。