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元配偶者が死亡したときに遺族年金を受け取れるか

Last Updated on 2020年2月3日 by よも

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元配偶者の死亡で遺族年金が受給できる条件

離婚した夫(妻)が死亡したとき、次の要件を満たせば遺族基礎年金の受給権を得ます。元配偶者は他人ですが、子は親子の関係が続いているからです。

第1の要件 元配偶者との生計維持関係があること

生計維持関係というのは、生活費や養育費の経済的援助等が行われていたかどうかというです。 養育費の振込みが確認できる通帳、離婚協議書の写し、領収書の控えなどが証拠が必要になります。

第2の要件 元配偶者が再婚していないか、していても新たに子ができていないこと

第3の要件 子の年齢が18歳年度末前(障害があるときは20歳)であること

上記の要件を満たし、かつ、亡くなった人が厚生年金に加入者であった場合は、遺族厚生年金も受給することができます。

支給停止について

上記の要件が満たされても、子に、生計を同じくする父もしくは母があるとき、つまり、どちらかの親が子を引き取っているときは、その間、遺族基礎年金の支給が停止されます。

つまり、現実的には遺族基礎年金が支給されることはほとんどありません。

ただし、その子は遺族基礎年金の「受給資格」は持っているので、遺族厚生年金は受け取れます。遺族厚生年金には、「生計を同じくする父もしくは母」という条件がありません。

受給権の移行

子は18歳到達後の3月を過ぎると遺族基礎年金の受給権がなくなり、同時に、遺族厚生年金も受け取れなくなります。

この段階で、現在の配偶者が遺族厚生年金を受け取れるようになります。

元配偶者が再婚している場合

元配偶者が再婚し、新たに子どもをもうけている場合は、遺族年金の受給はさらに難しくなります。

亡くなった元配偶者から養育費の支払いを受けて、生計を維持されていたとしても、遺族年金を受給することはできません。

遺族基礎年金は「子のある配偶者」、遺族厚生年金は「子のある妻」が優先されます。

したがって、向こうで生まれている子が遺族年金を受け取ることができ、その間、元配偶者の子への遺族年金は支給停止されることになっています。