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年金制度は元がとれるか

Last Updated on 2020年5月12日 by よも

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支払った保険料分受け取れるか

20歳から60歳の前月までの480ヶ月間は、学生であろうが失業中であろうが国民年金に加入しなければいけません。

自動的に強制加入なので、入っていないという人は、保険料を「未納」にしているだけです。

長年、年金保険料を支払っても、元が取れないという話しじゃないの?

国民年金の場合、結論から言うと約10年で元が取れます。

国民年金第1号被保険者の1ヶ月当たりの保険料は16,340円です(平成30年度)

これを480ヶ月納入すると、7,843,200円になります。

さて、受け取る方ですが、

老齢基礎年金は、年額779,300円(平成30年度満額)です。

実際には保険料は年々上がってきたので、支払った額はこれよりだいぶ少なくなります。

総支払額の7,843,200円を年間の受け取り額である779,300円で割ると、
10.06です。

つまり、(いろいろな要素を省略したたとえの数字なので正確ではありませんが)10年もすれば元がとれるということです。

老齢厚生年金の方は、会社が保険料を半分払っていることもあり、もう少し有利になると言われていますが、だいたい同じくらいと考えてよいでしょう。

もちろん、

国が財政難になって税金から年金への援助ができない、あるいは、もっと滅茶苦茶になって年金制度が崩壊していたら話しはべつです。

そうなったら年金だけの話しではなく、医療からなにから、全体的に滅茶苦茶になっているでしょうから、年金だけを心配する事態ではありません。

そうではなくて、いろいろ小さな浮き沈みはあるにしても、国がなんとか保っているのであれば、

老齢年金は75歳くらいで元がとれ、後は長生き次第で総受給額が増えていくことになります。

今の平均寿命を考えれば、85歳まで生きる人が多いでしょうから、払った分の2倍以上もらえる人が多いと見込まれます。

いつまで生きるかというのは誰も分かりません。経済の先行きも、国家の将来も、ぴたりと当てることは難しいです。

ですから、戻らないだの、破たんするだの、と決めつけて未納にするのは自分でリスクを背負い込んでいることになります。

遺族年金や障害年金がある

さらに公的年金は、老齢年金だけではありません。家族が亡くなれば支払われる遺族年金や、自分が重い病気やケガを負った時に支払われる障害年金があります。

こっちの方は、いくら保険料を支払ってきたかという事ではなくて、その時点で保険料をかけ続けている人が受給できるのですから、保険料を未納にはできません。

どうしても払えない場合は、免除の手続きをしましょう。承認されて全額免除になった場合、それでも将来の老齢年金は、払っていた場合の半分が支給されます。

国民年金保険料の減免

また、遺族年金や障害年金は、免除されていても、納付している人と同様の給付が受けられます。