Last Updated on 2019年11月27日 by よも
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作業主任者は国家資格
労働安全衛生法の決まりで、一定の有害作業や危険作業には作業主任者をおかなければならないことになっています。
従業員は、作業主任者の資格をとってくれと指示されることがあります。自発的に受講する人は少なく、大部分は会社の指示で受講しています。
作業主任者の種類は数多くありますが、どれも国家資格なので会社を辞めたあともずっと有効です。自分の財産になるので物おじせずにチャレンジしましょう。
技能講習を受講する
作業主任者になるには、労働安全衛生法に定めがある免許か技能講習が必要です。
免許は試験に合格しなければなりませんが、技能講習は講習を受けることで資格を取得できます。
ただし、講習の最後に、修了試験をうけなければなりません。講習に出席していただけでは技能講習を修了したことにならず、最後に行われる修了試験を一定の成績で合格して技能講習修了となります。
受講の心構え
技能講習は誰でも受かる、寝ていても受かるということを言う先輩がいるものです。しかし、その現場の作業に精通しているベテランはともかく、普通は寝ていても受かるようなものではありません。落ちる人はいます。
講習の直後に試験があるので、自宅でじっくり勉強してくるわけにもいきません。ですから、受講中はできるだけ集中して、一生懸命に勉強する必要があります。
中には本当に寝ている人もいると思います。
命にかかわる大事なことを勉強するわけですから、本当は寝てなどいられないのですが、そこは、冷暖房の効いた静かな部屋で、じっと座っていると日頃の疲れがでて、つい寝てしまうことがあるかもしれません。
寝ないように頑張りましょう。ペットボトルの持ち込みは許されています。ガムはあまり勧められませんが、寝るよりましだと思います。
ほとんどの技能講習は2日間にわたって開催されます。中には3日というのもあります。
会場によってはホテルをとることもあると思います。前の日、受験票や筆記具など必要なものをチェックし、酒はほどほどにして早く寝るようにしましょう。そして、早起きして、少し早めに会場に着くようにしましょう。
遅刻は厳禁です。
筆記試験の心構え
試験は講義の内容から出題されます。つまり、渡されたテキストの中から出ます。その中でも、講師が「ここが大事だと」言ったり、アンダーラインを引かせるようなところからでます。
筆記はマークシートです。鉛筆だけでなく消しゴムも忘れないでください。
技能講習の試験問題はそれほどひねったものは多くはないと言われていますが、それでも、「正しいものは」「誤っているものは」という質問を取り違えると大変です。引っかからないように問題をよく読みましょう。
実技試験の心構え
実技試験がある種目もあります。
機械の操作とか、測定器の操作などはまったく触ったことがないと厳しいです。
実技試験がある種目の場合は、講習のなかに実技の演習が組まれています。まだ日が浅くて自信がないときは、積極的に申し出て操作を練習するべきです。
また、どういう実技試験をやるかは、その仕事を長くやっている会社では先輩が知っているはずです。仕事中に時間をみて練習させてもらいましょう。