出張が休日にかかれば休日出勤になるか

Last Updated on 2021年1月13日 by よも

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毎週1回の休日が必要です。

労働基準法の定めにより、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。これを法定休日といいます。

毎週1回ということなので、週休二日制でなくても違法ではありません。ただし、労働基準法には週の労働時間は40時間を超えられないという規定もあるので、現実的には週1回の休日だけでは対応できず、多くの会社で週休2日制を実施しているのです。

休日出勤をさせるには、事前に36協定を締結し、労働基準監督署に届け出なければなりません。

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出張との関係

出張する場合、仕事は平日だとしても、休日に出発したり休日に戻ることがあると思います。この場合、実質休日をつぶしているのですが、休日出勤になるのでしょうか。

一般的には休日出勤にならないとされています。移動中に仕事をしているわけではないので毎日の通勤と同じとみなされるのです。

ただし、出張の移動中に仕事をしているのであれば話しは別です。出張先に持って行かなければならない書類を移動中の電車の中やホテルで作っていたのであれば、その作業していた時間は労働時間にカウントされます。

商品や重要書類を運ぶという特別の任務があれば、その出張の移動時間は業務とみなされ労働時間にカウントされます。いずれも休日労働割増賃金の対象になります。

休日の一日とは

休日の単位は暦日が基本です。つまり、午前0時から午後12時までの24時間を休むことで休日の1日となります。

番方編成(早番、中番、遅番等)による交代制の場合には、例外的に(午前0時始まりでない)継続した24時間をもって1日の休日と認められます。

自動車運転手、旅館についても例外があります。

振替休日とは

振替休日というのは、休日に労働させる前に、あらかじめ他の労働日を休日と指定した上で出勤させるものです。この場合は、元の休日は普通の労働日となります。振替休日が同一週内の場合は、出勤日の分は通常の賃金を支払い、休日とした日の賃金は支払う必要はありません。

振替休日は「あらかじめ」決めることが必須です。あらかじめ決めておかないと代休と同じ扱いになります。遅くとも、休日出勤する日の前日の終業時間前までに、「いつの休み」を「どこの出勤日」と入れ替えるのか書面で指示または承認しましょう。

振替した後に、1週間に1日の休日、または4週間を通じて4日以上の休日が確保できない場合は、割増賃金にしなければなりません。なお、振替日は、振替えられた日になるべく近い日にしなければなりません。

振替休日は、就業規則に「休日の振替を行うことがある」旨の定めを記載しておく必要があります。就業規則の定めがないときはこの制度を利用できません。代休の方は、就業規則の定めがなくても利用することができます。

代休とは

代休というのは、休日に労働させて、その代わりに後日、代わりの休日を与えるものです。

この場合、休日自体は変更されていないとみなされ、代休を与えても、出勤した休日について割増賃金が必要です。なお、就業規則に定めることによって代休日を無給にすることができます。

振替休日との大きな違いは、事後に決めるというところにあります。