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健康保険の療養費

Last Updated on 2019年11月19日 by よも

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療養費とは

健康保険は、民間保険会社の医療保険と違って、病気などになったときに、患者に直接お金が支給されることは、原則としてはありません。病院などで診療を受けたときに自己負担分を支払い、保険から出る分は病院に直接支払われます。

このように、本人が受け取るのは、診療や薬品という現物なので、このような支給方法を「現物給付」といい、健康保険の原則的な支給方法になっています。

ところが、やむを得ない事情があって自費で受診したときなど特別な場合には、お金で支給されることがあります。この支給を療養費といいます。

療養費が受けられるのは次のような場合です。

資格取得届の手続き中や被保険者証の紛失などで、医療費を全額自己負担したとき
・海外で受診したとき
・療養のため、義手・義足・義眼・コルセットを医師の指示により作成し装着したとき
・小児弱視等の治療用眼鏡等を作成したとき
・四肢のリンパ浮腫治療のために弾性着衣等を購入したとき
・生血液を輸血したとき
・はり・灸・あんま・マッサージの施術を受けたとき
・柔道整復師(接骨院・整骨院)の施術を受けたとき

柔道整復師による治療は、健康保険の対象となる場合とならない場合があります。接骨院等では負傷の原因などを正しく伝えて、健康保険の適用と不適用について説明を聞きましょう。

海外旅行中の治療費

海外旅行中に現地の病院等で治療を受けた場合には、国内で窓口負担が3割の人の場合に、日本国内での標準的な医療費の7割が払い戻されます。ただし、治療目的で渡航した場合の治療費には適用されません。

海外での医療費を請求するには、現地の医療機関で、所定の書式の診療内容明細書と領収明細書を書いてもらう必要があります。書式は年金事務所にあるので、渡航前に入手しておく必要があります。また、提出時には翻訳文も必要です。

このように手続きが面倒なことは否定できません。また、海外での治療費は高額になる場合が多いので、期待したほど戻らないかもしれません。やはり、海外旅行に行かれるときには、民間保険会社の海外旅行保険に加入してから出発する方が安心です。

療養費の額

療養費の額は、実際に支払った額ではなく、保険診療を行ったとした場合の基準(診療報酬点数表)によって計算した額が支給されます。

ただし、実際に支払った額が、保険診療の基準による額より少ないときは、実際に支払った額が支給されます。

また、一部負担金相当額が差し引かれます。

請求の手続き

手続きは会社を通す必要はありません。直接、協会けんぽの支部に「健康保険療養費支給申請書」を提出する事により請求します。領収書など(原本が必要です)を添付します。また、負傷の場合は「負傷原因届」も添付します。

申請書のダウンロードは

負傷原因届のダウンロードは